真空蒸着
真空蒸着とは真空中で金属や酸化物等を電子銃等で加熱し、蒸発させ、蒸発した分子を基板に堆積させて薄膜を形成する方法です。
ガラス基板へ屈折率の異なる材料の薄膜を交互に積層させることで、各層の界面で生じる光の干渉を利用し、ある波長を透過させたり、反射させたりする事が出来ます。
機能性
熱線を透過して可視光を反射させるコールドミラー・ハロゲンミラー、可視光のうち特定の波長のみを透過させるカラーフィルター、UV波長を反射もしくは透過させるUVフィルター、ガラス基板の反射を抑える反射防止膜、等いろいろな機能を持たせることができます。
また、液晶プロジェクター用の可視光反射リフレクターやUV装置用のUVリフレクターは、凹面の膜分布を制御する技術を使って蒸着しています。