吹きガラス
竿の先にガラスを巻き取り、空気を吹き込んで金型の中で形を作る方法です。
廻し吹き成型と吹き込み成形があります。
廻し吹き成型は、金型にガラスを吹き込みながら竿を回し、金型の中でガラスを成型する方法です。
廻し吹き成型は、ガラスにパーティングラインと呼ばれる金型のつなぎ目の跡が付かないのが特徴です。
吹き込み成形は竿を回さず、金型の中でガラスを成型する方法です。
金型に彫り込んだ模様が転写されますので、細かな模様を付けることができるのが特徴です。
これらの方法で、真球グローブやペンダント用ガラスグローブなどの照明用ガラスグローブ、集魚灯バルブ用ガラスなどを作成します。
小ロットに対応しやすく、量産の合間にサンプルガラスを作成することが可能な製法です。
プレス成型
矢型、目金型、胴型の3つのパーツから構成される金型を使用して成型する方法です。
胴型に入れたガラスを、目金型でガラスがはみ出さないように蓋をして、矢型でプレスして形を作ります。
寸法や形状の精度が必要な商品に向いた製法です。
また、吹き成形では難しい分厚いガラスが必要な商品にも向いています。
この方法で、リフレクター、フレネルレンズ、舞台照明用ガラス、非常灯用ガラス、ドームガラスや防爆ガラスなどを作成します。
プレス&ブロー
この製法は名前の通り、プレスとブロー(吹き)の二段階でガラスを作る製法です。
初めに口部分をプレスで成形し、次に胴体部分を金型に入れて空気で膨らませて成形します。
口部分の精度が必要で、プレス成型では作れない形状の商品に用いられます。
この方法で、容器用・医療用ガラスビン、船舶用ガラス(S2,F2)などを作成します。